JDDW 2021 KOBEJDDW 2021 KOBE

公募・一部指定 PD14
ロボット手術時代の外科教育を考える

11月6日 14:00~17:00 第8会場
司会 袴田健一 弘前大・消化器外科
江口 晋 長崎大大学院・移植・消化器外科学

ロボット手術は,精緻な低侵襲手術を可能とする技術として発展してきたが,手術のデジタル化によって多様な拡張機能を獲得し,診療や外科教育のあり方に影響を与えつつある.手術画像のクラウド共有,アノテーション機能による手術指導,VR映像の同時共有による外科教育,術前3D画像との融合による拡張現実,さらには高速大容量通信技術の活用による遠隔手術支援も可能となり,時間と空間を超えた外科教育が実現するとされる.一方で,ロボット手術自体が発展途上にあるため,外科教育における位置づけは未だ定まってはいない.ロボット手術には鏡視下手術修練が必須なのか,開腹・開胸手術の修練とどのように連携させるのか,どのような教育カリキュラムが望ましいのか,など課題は多い.ロボット手術時代の外科教育の現状と今後の方向性についてご議論いただきたい.

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