公募・一部指定
統合1(PD)
十二指腸腫瘍の診断と治療 -外科と内科の接点-
≪携帯アナライザー≫
11月4日 9:00~12:00 第6会場
司会 | : | 矢作直久 | 慶應義塾大・腫瘍センター |
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比企直樹 | 北里大・上部消化管外科 | ||
糸井隆夫 | 東京医大・消化器内科 |
近年,十二指腸腫瘍は発見される機会が増えてきているが,絶対数が少ないため未だに明確な診断基準や治療指針は存在しない.しかし,NBI拡大観察や色素内視鏡の知見が蓄積され,粘液形質を加味した診断や分類法が提唱されてきている.治療に関しては通常のEMRに加え,CFPやCSP,Underwater EMR等が登場し,小型の病変をより安全かつ確実に切除する工夫がなされる様になってきた.一方,EMRでは切除困難な大型の病変に対して,ESDと様々な縫縮法による工夫がなされている他,十二指腸LECSも保険収載され注目されている.また乳頭部を含む腫瘍に関しても,大きさに応じてpapillectomyやESDとドレナージを組み合わせた治療が行われ,侵襲の大きい手術を回避する努力がなされている.本セッションでは,これらの診断法や治療法の成績を明らかにし,今後の方向性や外科と内科の接点を探ってみたい.
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