Japan Digestive Disease Week 2019 [JDDW 2019 KOBE]|第27回 日本消化器関連学会週間

2019年11月21日(木)~24日(日)/神戸コンベンションセンター

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運営委員長挨拶

2019年度日本消化器関連学会週間(JDDW 2019)の開催に際して

この度、令和元年(2019)年11月21日(木)~24日(日)の4日間、神戸コンベンションセンターにおいて、第61回日本消化器病学会大会(三輪洋人)、第98回日本消化器内視鏡学会総会(福田眞作会長)、第23回日本肝臓学会大会(松﨑靖司会長・滝川一会長代行)、第17回日本消化器外科学会大会(正木忠彦会長)、第57回日本消化器がん検診学会大会(鈴木康元会長)の5学会合同によるJDDW 2019を開催する運びとなりました。

JDDWはもともとアメリカで開催されていたDDW(消化器病週間)に倣って我が国でも消化器関連の学会が合同開催することに始まります。現在は上記の5学会が参加して毎年秋に開催していますが、複数の消化器系の学会が同時開催するユニークな集会であるため、医師や研究者が専門分野での最先端の医学知識を発表し討論する場にとどまらず、専門領域が異なる参加者が広く他領域の新たな知見に接して情報を取り入れ、消化器病学の進歩を実感する貴重な場としても機能しています。また最先端の消化器系アカデミズムだけではなく、医療セミナーを開催して会員に対し実地臨床における医療制度や医療の社会的話題を提供していますし、看護師をはじめとするメディカルスタッフのためのセッションも開催しております。さらに最終日には教育講演を開催し、消化器病専門医や指導医に対して教育、修練の場も提供しています。JDDWではこれらの活動を通じて消化器関連のアカデミアを推進するだけでなく、我が国における消化器診療の質を向上させることで国民の福祉に貢献しようと考えています。

このような理念の基で運営されてきたJDDWは、1993年の第1回から順調に発展してきており、近年の参加者は20,000人を越えるまでになりました。この参加者数はすでにアメリカのDDWやヨーロッパのUEGWの参加者を越え、JDDWは今では世界最大規模の消化器系学術集会となりました。このように大きく成長したJDDWは我が国のアカデミアと消化器診療のレベルを高めるという使命に加えて、世界、特にアジアの消化器のレベルを高める役割も担い始めています。実際、近年ではアジア各国からの消化器病研究者の参加も増えています。このため、近年では国際化を念頭に置いてInternational Sessionを充実させ、さらに海外からの参加者が参加しやすいようにTravel Award Programを設けるなど、さまざまな工夫をしています。

さて新しい臨床研究法が平成29年4月14日に公布され、平成30年4月1日から施行されたことに伴い、JDDWではこれに基づいた運営を行うようになっておりますが、本年からはさらに厳格に運用を心がけております。現在では一部を除いたほぼ全ての臨床研究で倫理委員会の審査が必要となっており、応募演題が少なくなるのではないかと危惧しておりましたが、今年も多くの演題の応募をいただきました。JDDWのqualityを高める目的で一般演題の採択率を85%以下におさめるようしたため、査読の段階でいくつかの優れた演題を不採用にしなければなりませんでした。しかし一方では非常に優秀な演題が採用されているため高いレベルの研究成果発表の場となるのではないかと期待しております。我が国の誇るこの学術集会を一層実りあるものにすべく、会員の皆さまには是非ともJDDW 2019に参加していただきますよう宜しくお願いいたします。

JDDW 2019 運営委員会委員長三輪 洋人
第61回日本消化器病学会大会会長三輪 洋人
第98回日本消化器内視鏡学会総会会長福田 眞作
第23回日本肝臓学会大会会長松﨑 靖司
会長代行滝川 一
第17回日本消化器外科学会大会会長正木 忠彦
第57回日本消化器がん検診学会大会会長鈴木 康元

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