理事長挨拶

ご挨拶

日本消化器関連学会機構(JDDW)は、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器外科学会を構成学会とし、日本消化器がん検診学会の参加のもと、毎年合同の学術集会を開催しております。

JDDWの学術集会の参加者は一昨年来、2万人を突破し、日本のみならず、世界でも最大級の消化器病学の学会として、学術発表の内容も質、量ともに、ますます充実したものになりつつあります。このような学術集会の運営には、構成・参加学会の各会長を中心とした協力と準備が必要ですが、三浦総一郎運営委員長のもと、入念な運営準備が行われ、今年も3,000題を越す演題が発表される予定となっています。

今回の集会では、昨年から推進して参りました国際化を一層推進し、主題のうち11をInternational Sessionとして連日英語発表を行うだけでなく、主な主題演題は、日本語発表の場合も英語スライドを用いることにしております。また、ポスター発表においてもJDDWとして統合したInternational Poster Sessionを設け、58題の発表が予定されています。そこには、Young Investigator Travel Awardを受賞されるアジア・太平洋地域の情熱にあふれた優秀な若手医師が、多数参加することになっており、我が国の若手医師との活発な交流が行われることを期待しております。

今年から一般演題は全面的にデジタルポスターとし、動画発表などが可能となるだけでなく、会期中にポスター会場内にある閲覧コーナーにて、全てのデジタルポスター演題の閲覧ができます。すでに導入しております学会抄録の電子配信サービスに加え、参加者、発表者の利便性がさらに向上すると思われます。巨大化する学会に対応するため、今回の演題採択率はより厳しく設定し(85%程度)、全体の質の向上を図っております。これはデジタルポスターの採用による省スペース化とともに、討論の充実を図るうえでも重要と考えております。

また今年から、参加学会独自のプログラムに加えJDDWの統合プログラムが6つ導入されました。この統合プログラムでは、消化器病学の問題点をたとえば外科、内科などそれぞれの立場から論じていく横糸の役割と、毎回の学会を通じて時間的に継続発展した論議ができることを目的としております。より幅広い視点に立った議論ができるような演題が選ばれており、大変楽しみにしております。

もちろん、一流の研究者を招待して行われる最先端の特別講演や、多数のセミナー、パネルディスカッション、ワークショップなどの主題も消化器病学の最新情報を得る貴重な機会が多数設けられております。このほか、現在焦点となっている新たな専門医制度に関する討議の場を昨年に引き続き医療セミナーとして設けております。今回は従来の教育講演に加え、消化器内視鏡学会でのハンズオンセミナーも企画されております。最後に、これらの魅力ある数々の企画をされ、素晴らしいプログラムを作成された、各学会長、準備委員長、プログラム委員の方々に厚く御礼申し上げ、JDDWが与えられた使命を果たすよう、役員、事務局員一同、今後とも努力を尽くしていく所存です。 多数の方々と神戸でお会いできることを楽しみにしております。

一般社団法人 日本消化器関連学会機構理事長
菅野 健太郎

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