理事長挨拶

ご挨拶

日本消化器関連学会機構(JDDW)は、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器外科学会を構成学会とし、日本消化器がん検診学会、日本消化吸収学会の参加のもと、毎年合同の学術集会を開催しております。

昨年には、JDDWとして節目となる20回記念集会を開催し、記念シンポジウムをはじめ、世界の主要な消化器関連学会の代表者を交え、国際交流の活性化、専門医育成、社会貢献など共通するテーマについて話し合いを持ちました。跡見前理事長をはじめ、これまでJDDWの運営に貢献してこられたリーダーのご尽力によって、JDDW第20回集会では参加者も初めて2万人を突破し、学術発表の内容も質、量ともにますます充実したものになりつつあります。また会員の方々に学会抄録の電子配信などのサービスも開始いたしました。われわれも、第20回の節目にあたり、各参加学会の自主性を尊重しながらも、重複を避け、質の向上や、教育育成活動の推進、国際化の推進などさまざまな角度からJDDWの運営の見直しを図っていくことといたしました。各学会が協調して運営するJDDWの仕組みにより、2年前からすでに今回の学術プログラムの準備・調整が行われており、年初には第21回学術集会の運営内容はほぼ確定しておりましたので、新たな取り組みとしては、国際化に向けた第一歩として英語セッションを連日開催するよう拡大いたしました。特に、初めての企画として、英語でのディベートセッションが組まれており、わが国の気鋭の方々が英語でのディベートを戦わせることを期待しております。もちろん、各学会長による選りすぐりの特別講演や、多数のセミナー、パネルディスカッション、充実した教育講演などのほか、現在焦点となっている新たな専門医制度に関する討議の場を医療セミナー(旧医療研修会)として設けておりますので、多数のご来場を期待しております。

今後、JDDWでは、英語セッションの増加、電子ポスターの導入(2014年)や、学会間の相互交流のための統合プログラムの開催(2014年)、学術集会開催期間の集約化(2015年)など、順次施行していく予定で具体的な準備を進めております。

JDDWが与えられた使命を果たすよう、役員、事務局員一同、今後とも努力を尽くしていく所存ですので、会員の皆様のご指導、ご協力を心よりお願い申し上げます。

一般社団法人日本消化器関連学会機構理事長
菅野 健太郎

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