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第48回 日本消化器がん検診学会大会 会長挨拶

会長

樋渡 信夫

いわき市立総合磐城共立病院

この度、2010年10月横浜で開催されますJDDW2010における第48回日本消化器がん検診学会大会会長を拝命いたしました。大変光栄に存じておりますとともに、その重責をひしひしと感じております。本大会が会員の皆様にとって大変有意義な会になりますよう、参加各学会および本大会プログラム委員、事務局で検討を重ねております。その中で大きく変わる点は、新規に日本消化器外科学会が参入すること、それにより本大会は従来の3日目、4日目を中心にしたプログラムから、1日目、2日目(10月13〜14日)に移行します。評議員会は2日目昼の開催となります。今のうちから予定していただきますようお願いいたします。

2007年6月に閣議決定された『がん対策推進基本計画』では、「がん検診受診率を5年以内に50%以上にすること、およびすべての市町村において精度管理・事業評価が実施されること」が目標とされました。その達成のためには「有効な」がん検診を「多くの人に」「正しく」実施することが重要です。そこで今大会のメインテーマは“より効果的、効率的ながん検診を目指して”としました。主題演題は、シンポジウムとして「胃内視鏡検診―適正な受診間隔と対象年齢」「がん検診の精度管理に関わる地域がん登録の関与」、パネルディスカッションとして「大腸内視鏡検査の標準化―精検を中心に―」「腹部超音波検診の精度管理のあり方」、ワークショップとして「肝がんハイリスク群のスクリーニングと経過観察」の5題を選定いたしました。そのほかにも他学会との共同主題もございます。また、一般演題として「消化器がん検診で発見された貴重な/興味ある症例」を加えました。多数の演題のご応募を期待しております。

特別講演として浅香正博先生に「H.pylori 除菌を基本に据えた胃がん検診(仮)」、宿題講演としては西田博先生に「大腸がん検診における費用便益分析」と題してご講演いただくことになっております。また特別企画として、消化器がん検診に直接関連する現在進行中の班会議のなかから、4人の主任研究者に研究の進捗状況や最新の研究成果を中心にご発表いただく予定になっております。

本学会は2011年には創立50周年を迎えます。当時悪性新生物の中で死亡率が最も高かった胃がんを早期発見・早期治療により救命しようと始まった本学会も、大腸がん、肝胆膵がんと対象を広げ、さらに新しいスクリーニング法の開発、評価へと進展を続けております。他の消化器関連学会と協調しながら、本学会の着実な発展のために学会運営に当たる所存ですので、多くの演題のご応募と多数の会員の皆様のご参加をお願いいたします。