
- 第30回日本肝臓学会大会
- 会長 波多野 悦朗
京都大学大学院 肝胆膵・移植外科
JDDW 2026におきまして第30回日本肝臓学会大会会長を務めます京都大学肝胆膵・移植外科の波多野 悦朗です。歴史と伝統のある本学術集会を担当させていただくことをたいへん光栄に存じます。
ウイルス肝炎の治療が進歩し、その制御が期待できる時代になりましたが、生活習慣に伴う肝疾患-脂肪性肝疾患やアルコール性肝障害-の増加が大きな課題になっています。一方、肝癌に対する薬物療法の進歩は目覚ましいものがあります。さらに末期肝疾患に対する肝移植の成績も年々向上し適応も拡大しています。
肝疾患といえども「治癒」が期待できる時代を迎え、内科・外科など診療科間の垣根を取り去り、「肝臓病を治すために叡智結集!」をテーマに熱い議論を期待しています。すべては患者さんの笑顔のために!