運営委員長挨拶

2015年度日本消化器関連学会週間(JDDW 2015)の開催に際して

このたび平成27年10月8日(木)~11日(日)の4日間、東京品川のグランドプリンスホテル新高輪等におきまして、第57回日本消化器病学会大会(滝川 一)、第90回日本消化器内視鏡学会総会(加藤元嗣会長)、第19回日本肝臓学会大会(鹿毛政義会長)、第13回日本消化器外科学会大会(楠 正人会長)、第53回日本消化器がん検診学会大会(須山正文会長)の5学会の合同による、JDDW 2015を開催する運びとなりました。

JDDW全体として例年と同じく大変多くの応募を頂きましたが、5学会の厳正な査読により、一般演題として2,240題、主題演題として722題が採択され、合計2,962題の発表が行われる予定です。主題は、各学会の特徴を充分に生かし魅力的でかつ重複を回避してテーマを設定し、シンポジウム7、パネルディスカッション19、ワークショップ19、特別企画1からなる構成で、消化器全域のトピックスを網羅するように工夫致しました。今回も統合的な企画を充実させようということで、学会間の共通なテーマを取りあげて合同で行う統合プログラムとして6つの話題性のあるテーマを選び、医療セミナーとして「臨床研究の今後に向けて -新たなステージへ-」、日本消化器病学女性医師・研究者の会「女性医師・研究者の力を最大限に発揮させるには」などを予定しております。

本年度から新たに、メディカルスタッフプログラムを開始しました。また、教育講演は最終日に単独で行うこととなり、テーマを設けず、各分野で重要な内容をご講演頂く形に変更しました。

ここ数年間JDDWが努力してきた国際化への取り組みを加速させるための配慮をしました。すなわち、主題のうちすべて英語で行うInternational Sessionを8個用意し、毎日どこかで英語発表が必ず聞けるように配置しました。主題の発表に際しては、International Sessionのみならず、すべての主題演題で英文スライドによる発表をお願いしました。また、昨年から英文の一般演題発表をJDDW全体で集約し、新たにInternational Poster Sessionを設け、JDDW全体で80題の英文抄録が集まっております。さらに昨年からTravel Award ProgramをJDDWとして正式に設定しましたので、海外からの参加者にも充分楽しんで頂ける内容になったと思います。

一方、昨年からJDDW全体として査読を厳しくして、そのscientificなqualityを高めることになりました。すなわち一般演題の採用演題をJDDW全体で学会ごとに85%未満に抑え、少数例の症例報告に関しては査読を厳しくしました。また、シンポジウムとパネルディスカッションに規定を設け、それに従って演題の採択を行いました。敷居が高くなったとのご批判もあるかもしれませんが、JDDWとしては医療を取り巻く環境が厳しさを増す中で、若手に科学的価値をアピールしつつ、積極的に中堅医師の基礎・臨床研究への参入を促すことが必要と考えています。

JDDWは国際化の推進を念頭に入れ、将来の更なる発展に向けて新しい形を模索している段階です。5学会がどのようにお互いの個性を発揮しつつ集中性とインテグリティーを高めて行くかについて、JDDW運営委員会や学会プログラム委員会の先生方に多大なご尽力とアドバイスを頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。お陰様で魅力的なプログラム内容が構成出来たと考えております。色々不行き届きの点が多いとは思いますが、多くの先生方に東京にご参集頂き、交流を深め、実りある学会週間になることを関係者一同、心より祈念致しております。

JDDW 2015 運営委員会 委員長 滝川  一
   
第57回 日本消化器病学会大会 会長 滝川  一
第90回 日本消化器内視鏡学会総会 会長 加藤 元嗣
第19回 日本肝臓学会大会 会長 鹿毛 政義
第13回 日本消化器外科学会大会 会長 楠  正人
第53回 日本消化器がん検診学会大会 会長 須山 正文

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