医学博士・名誉教授
専門:消化器外科、遠隔医療、国際交流
1980年 | 九州大学医学部卒業 |
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1981年 | 九州大学大学院(九州大学第2病理、東京医科歯科大学難治疾患研究所) |
1986年 | 米国シカゴ市ノースウエスタン大学消化器科客員研究員 |
1990年 | 国立がんセンター中央病院外科 |
1991年 | 福岡赤十字病院外科 |
1995年 | 九州大学医学部付属病院 第一外科 助教 |
1999年 | 九州大学病院 光学医療診療部 准教授 |
2012年 | 九州大学病院 アジア遠隔医療開発センター長 |
2016年 | 九州大学病院 国際医療部 教授 |
2020年 | 九州大学 副理事(国際担当)(現在に至る) |
2020年 | 九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構 研究統括(現在に至る) |
2021年 | 九州大学 名誉教授 |
賞罰
「国際連携賞」(2007年)独立行政法人情報通信研究機構
「国際賞」(2013年)第18回世界遠隔医療学会
「椎木賞」(2014年)九州大学病院
「最高栄誉賞」(2015年)世界消化器病学会(WGO)
備考
1989年医学博士取得。1995年九州大学第一外科復帰後は低侵襲外科の主任として、その黎明期に新たな術式の開発を手掛け数多くの内視鏡手術を先駆的に施行した。1999年より光学医療診療部を担当してからは内視鏡室の体制整備や機器の充実に奔走し、検査数増加や新病院への移転を果たした。2002年以降は産官学共同の玄海プロジェクトを契機に日韓における遠隔医療創成期の中心的な役割を担い、従来の技術的課題を医工連携の下に解決した安価で高精度な映像伝送システムを開発。アジアのみならず世界各地での医療教育プログラムを実施・牽引した。2016年の海外交流センター長就任に伴い国際的人材育成にも注力し、世界42カ国から500名を超える海外医師及び研究者の受け入れを行うとともに、定年退職までに世界54カ国に300回超の海外出張を経験し、医療施設との交渉や共同研究などの実績を積み重ねた。2020年からは九州大学の国際担当副理事として、医療の枠を越えた学際的な研究教育の発展に尽力している。