メディカルスタッフプログラム1(JDDW)
10月31日(金) 9:00–12:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS1-2指

超高齢社会を支える多職種連携教育の在り方と大学病院の役割

小渕 美樹子1
共同演者:松島 加代子1,2, 浜田 久之1
1
長崎大病院・医療教育開発センター
2
長崎大病院・消化器内科
長崎県の高齢化率は,すべての圏域で全国平均を超えており,なかには40%程度の離島地域もある.高齢化に伴う慢性疾患診療の対応や地域医療で活躍する人材育成は,本県においては全国に先駆けて対策すべき状況にあった.そこで,2018年4月,長崎大学病院の教育部門である医療教育開発センター内に長崎医療人育成室(N-MEC)を設立した.
長崎大学病院と地域病院が協力して,明日の医療を担う若い医療人を育てていこうというコンセプトである.N-MEC所属の指導者(医師,歯科医師,看護師)は,地域医療を担う教育拠点病院3ヶ所に常駐し,人事交流を図りながら研修医・看護師など医療者の育成に携わる地域密着型の教育スタイルをとっている.N-MECの取り組みは,病院常勤看護師の育成,事務部門など多職種との連携を図り地域に安心できる医療システムを提供し,地域医療の活性化につながると考える.一方,大学病院研修医・看護師においてはプライマリ・ケア,一般的医療から介護・福祉まで包括的な研修の場,特定行為研修看護師においては実務研修の場として,大学病院では経験が不足する領域の研修機会をいただいている.地域医療を支える大学病院は,高度医療や先進医療について医療者を育てるだけではなく,今後の医療事情を見据えて行動できる医療人の育成の役割を担っていく必要があり,その一例として本院での取り組みを報告する.
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