メディカルスタッフプログラム2(JDDW)
11月1日(土) 14:00–17:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS2-3指

消化器外科領域におけるNPの役割確立に向けて

菅原 舞
秋田大・消化器外科
秋田大学医学部附属病院は,2022年よりNurse Practitioner (NP)が導入された.現在,看護部から独立したNP室に8名が所属し,各診療科から権限の合意形成を図りながら活動している.私は,皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCN)として活動する中で,タイムリーかつ包括的な創傷ケアを提供したいという思いから大学院に進学し,NP資格を取得した.NP資格習得後の1年間は,消化器外科,泌尿器科,そして地域密着型病院でそれぞれ4カ月間勤務し,今年度より消化器外科に配属となった.消化器外科では,医師の監督のもとで手術助手として12件の手術に参加し,器械出しや術野の展開,閉創などの業務に携わっている.病棟管理では術後患者のドレーン管理,疼痛コントロール,輸液・栄養管理などを行っている.また,血液データや画像診断の解釈については,主治医と密に連携し,フィードバックを受けることで臨床判断力の向上に努めている.他にも,WOCNとして,ストーマケア指導,尿道カテーテル抜去後の尿閉などの組織横断的に活動している.しかし,NPの役割に対する理解はまだ院内で浸透していない.チーム医療の一員としての立場を確立するためには,自分の専門性を生かした視点を提案しながら,共同作業の中で医師と信頼関係を構築していくことが必要である.今後も,消化器外科領域においてNPが必要とされるような存在になるため,専門性の深化と役割周知に努めていきたい.
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