メディカルスタッフプログラム2(JDDW)
11月1日(土) 14:00–17:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS2-6
当院における消化器領域における診療看護師(NP)の活動報告と課題
越智 優馬1,2
共同演者:西川 貴広2, 野々垣 浩二2
- 1
- 大同病院・NP科
- 2
- 大同病院・消化器内科
【目的】当院では現在11名のNPが在籍している.NPは病院によって活動内容が異なるため当院の活動内容について報告する.【方法】2023年から2024年におけるNPの活動をデータ抽出し,教育体制を含めて現状と課題を考察する.【結果】当院のNPは診療部NP科に所属し,各科へ専属出向している.消化器内科所属のNPは1名であり,週に1日外科へも出向し手術助手などを行う.内科・外科共通の業務は時間内当番の対応,担当患者の点滴や処方・食事などの全身管理,透視検査の助手を行う.消化器内科では286症例の担当し全体の約10%程度,外科では108症例を担当した.内科業務は内視鏡検査・処置の助手,胃瘻交換・腹水穿刺やPICC挿入など各種処置,腹部エコー検査などを行う.外科業務は手術助手,術後ドレーン抜去,NPWTなどの創部処置などを行う.また,チーム医療の一環でカプセル内視鏡読影支援センターやIBDセンター,当直帯のRRT業務を行っている.NPの教育体制としてPICC挿入はライセンス制度を導入し,各診療科において若手医師同様に患者管理や手技について上級医から教育を受けている.内科ではチーム性を取り入れており毎朝チームでカンファレンスでの症例検討を通じて情報共有や方針決定を行なう.外科では術前のストラテジー確認及び術後の振り返り,術後管理のプロブレムの共有を行なっている.また,研修中の新人NPに対して所属NPが直接指導を行なっている.【考察】当院のNPは医師業務の一端を担っている.内視鏡処置や手術助手といった従来医師のみで行なっていた業務をNPが行うことで医師がより専門性の高い業務に専念できる.外科を兼任することで内科から外科まで一貫して関わることで患者との信頼関係を構築しやすく,更に内科的管理を外科患者にも還元する事が可能である.医師との方針の共有は診療の安全を担保するために重要であり,医師が安心してタスクシフトできるようになる.患者の転帰に関するoutcomeは検討できておらず今後検討が必要と考えられる.