メディカルスタッフプログラム2(JDDW)
11月1日(土) 14:00–17:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS2-5
当大学消化器外科病棟における看護師特定行為研修への取り組み
上田 貴威1,2
共同演者:荒金 郁代2, 猪股 雅史3
- 1
- 大分大・総合外科・地域連携学
- 2
- 大分大附属病院・看護師特定行為統括センター
- 3
- 大分大・消化器・小児外科
当院では,2021年10月より看護師特定行為統括センターを立ち上げ,院内はもとより大分県内の地域医療機関の看護師に対する看護師特定行為研修を行っている.当院での研修の特徴は,1.実習は研修生の所属する医療機関(協力施設)で可能であること.2.実習症例がない場合は,大学病院での実習も可能としていること.3.研修生が勤務しながら受講できるよう研修日程を調整していること.4.専門領域の指導医が25科91名と豊富であること.5.特定行為研修修了者を指導者として活用していること,などである.センター設立当初は,呼吸器関連等4区分の行為の研修のみであったが,2023年度から術中麻酔管理・救急パッケージ研修を開始し,2024年度からは外科術後管理領域パッケージ研修を開始した.外科術後管理領域パッケージは12区分15行為からなり,呼吸器関連,ドレーン・カテーテル管理関連,栄養・水分管理・循環動態に係る薬剤投与関連,および術後疼痛関連と多岐に渡る.消化器外科病棟における研修開始にあたり,院内および病棟内でのセミナーを行い,特に医師への周知を行った.さらに実習に当たっては15行為×5症例の経験が必要となるため,病棟医と研修生が毎朝の包交回診時に実習可能な症例の有無を確認し,可能であれば指導医の監督のもと実習を行った.これにより,研修生は遅滞なく症例を経験でき,かつ病棟医の特定行為に対する理解も浸透できた.2025年4月からは,消化器外科病棟において外科術後管理領域パッケージ研修修了生が初めて本格的に特定行為を開始する予定であり,その活動もあわせて報告する.
- 索引用語1:特定行為
- 索引用語2:外科術後管理領域研修