メディカルスタッフプログラム2(JDDW)
11月1日(土) 14:00–17:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS2-4

急性期病院消化器内科での診療看護師(NP)の役割

三好 梨恵1
共同演者:竹本 隆博1
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宇治徳洲会病院・消化器内科
【はじめに】 当院では,2021年から診療看護師の採用を開始した.現在1名のNPが消化器内科へ出向し業務に携わっている.当院消化器内科におけるNPの役割と実践について報告する.【方法】当院消化器内科でのNPの研修,職務概要を提示し,その役割を抽出した.【結果】当院では1名のNPが,2023年4月より消化器内科領域での卒後研修を3か月間実施した.当院の研修では,まずは基盤として,頻度の高い症状や病態の患者に対して自ら鑑別診断を付ける能力を養うことを重要視している.その上で,食道,胃,十二指腸疾患,小腸・大腸疾患,肝胆膵疾患などの消化器疾患患者を実際に担当し,指導医の指導下,臨床検査,基本的手技を,実践を通して習得できるようにシステム化されていた.筆者は研修修了後,消化器内科一般病棟を拠点に,救命救急センターや緩和ケア病棟,内視鏡室など,部署に限定されず実践している.医師と連携し入院患者の全身管理を主軸とし,終末期に移行する患者のACPに関する意思決定支援や,他科や他院への紹介や多職種連携,内視鏡室では胃瘻交換や,胃瘻造設術の介助,検査についての患者,家族への説明などを中心に業務を実践している.【考察】NPは,消化器内科において特定行為のみならず,医師との協働により,処方・検査や指示の代行業務,患者・家族への対応など多岐に渡る業務のタスクシフトが可能である.NPが入院患者の全身管理を実践することで,タイムリーに患者の病状に対応でき,重症化を予防できている.看護師にとっては指示が迅速に出されることで業務効率の改善,医師にとっては絶対的医行為に集中できるメリットが挙げられる.今後もNPとして安全に業務が実践できるように継続して研鑽を積むことが必要である.
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