メディカルスタッフプログラム2(JDDW)
11月1日(土) 14:00–17:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS2-8

消化器外科領域で活動する診療看護師(NP)の実績

竹松 百合子1,2
共同演者:須田 康一3, 守瀬 善一2
1
藤田医大病院・FNP室
2
藤田医大岡崎医療センター・外科
3
藤田医大病院・総合消化器外科
【序論】2018年度から消化器外科に(Nurse Practitioner; NP)が専属配置となり,周術期管理をチームの一員として行っている.ローテートNPも周術期管理に参加してきた.2018‐2023年度の消化器外科における活動実績を評価し今後の課題を検討した.【NP診療内容】1) カンファレンス参加による情報共有を基にして,2)PICC挿入など特定行為実施,3) 腹腔鏡手術スコピスト,開腹・ロボット支援下手術第二助手,閉創など手術行為支援,4)周術期管理提案,5)検査・投薬指示代行入力,6)多職種間調整を行った.【評価】 2018-2023年度の手術参加件数・時間,PICC挿入件数,代行入力件数を集計し,専属NP,医師との割合を算出した.ローテートNPに関して参加手術時間・件数を集計した.病棟看護師に対しNPが外科病棟にいることでどのような影響があるのかアンケート調査を実施した.【結果】 2018-2023年度の専属NP手術参加時間合計は5,162時間で,NP参加時間/総手術時間(%)は年度別に76,75,57,31,32,33%であった.NP手術参加件数合計は1,255件で,NP参加件数/総手術件数(%)は年度別に29,34,33,57,52,46%であった.2019-2023年度で19名のローテーターが48か月間研修し,手術参加時間と件数は43.5時間/月,13.2件/月であった.専属NPは66.5時間/月/2名,15件/月/2名であった.当科で挿入された中心静脈カテーテル2,629件中NPによるPICC挿入が2,379件(90%)を占めた.医師不在時の代行入力は165件/週であった.看護師からのアンケート結果はNPがいることで診療に変化があったと答えたのは61/62名(98%)で,「NPがいることで医師を待たずに処置などができ,患者さんの安心感につながる」などの意見が多かった.【結論】 NPが医師の代わりに手術や日常病棟業務に関わることで,医師不足や働き方改革に寄与するだけでなく,多職種間の情報共有が円滑に進み,患者満足度の向上にも大きく関与することが示唆された.今後は,専属NPを増員していく必要がある.
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