メディカルスタッフプログラム1(JDDW)
10月31日(金) 9:00–12:00 第13会場(神戸国際会議場 国際会議室)
MS1-7

多職種連携し手術室に移行した超高齢者のRFAの実際

松山 晃代1
共同演者:石井 裕美1, 三井 聖子1
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北里大病院・看護部
【背景】当院では肝臓がんに対するラジオ波焼灼術(以下RFA)は手術室を使用し鎮静・局所麻酔下で行う.以前は病棟実施だったが業務が滞るため,多職種連携し5年かけ手術室へ完全移行した.手術室で超高齢者でも苦痛が少なくスムーズな治療が受けられるようになった取り組みを報告する.【目的と方法】5年間220症例(最高齢93歳)で超高齢者でも苦痛が少なくRFAが受けられる工夫と手術室で行う効果を検討する.【結果】看護師は医師が手術中一人でRFAジェネレーター・超音波操作,術野での薬品投与が出来るよう共にセッティングを行う.術前・術中は点滴管理やモニタリング,薬品の準備など多重課題と記録に追われるが,一連のイベントを記録システムに組み込み手入力の時間を削減した.またRFAの担当チームは少人数のため介助の機会が多く習熟度が上がり,医師は細かい指示を出す事なく自分のペースで治療に専念出来るようになった.病棟は時々担当するRFA介助への不安が解消され人員確保も出来た.手術室では滅菌物とディスポーザブル製品の管理は委託業者が行うため物品管理が不要となった.手術中右手挙上の辛さを訴える患者が多く,手台により右手を90度に広げる事を医師に提案し変更すると多くの患者が手や肩の痛みやしびれを訴えなくなった.医師の手術操作にも支障なく穿刺部直下のマット部分が取り外せるため,操作性はむしろ向上し手術時間・在室時間の短縮が出来た.【考察】病棟での実施は物品の準備から介助,片付けと一連の業務を看護師が担い,時間的・精神的に負担は大きかったといえる.多職種連携し手術室へ移行した事は医師・病棟にとって有益であり手術室側にとっても空き枠を有効活用できた.手術室看護師ならではの視点により手台の活用や物品管理の委託,記録システムの構築を図る事ができ,超高齢者にも苦痛の少ないRFAの提供に繋がった.
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