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病病・病診連携における患者サポートセンターの取り組み |
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山田 拓哉1, 佐藤 拓海1, 柿崎 暁2 |
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1国立高崎総合医療センター・患者サポートセンター, 2国立高崎総合医療センター・消化器内科 |
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| 【目的】当院は2次医療圏で唯一の3次救急救命センターを有する地域医療支援病院（485床）である．当院への紹介時から，入院前，入院中，さらに退院後の生活から日常の管理体制まで患者をサポートし，地域全体で安心して医療が受けられることを目的に患者サポートセンター（患サポ）を設置している．患サポにおける病診・病病連携の現状と課題を報告する．【方法】患サポの業務を前方連携，入院前支援，退院支援，後方連携別に検討した．【結果】前方連携；患サポでは，予約受付，診療情報提供書・返事の管理，画像ネットワークシステム管理，医療機器共同利用管理等を実施している．地域医療支援病院として地域の紹介患者を積極的に受け入れる責務があり，当院の診療紹介と連携医との信頼関係の構築を目的に患サポ主催の症例検討会を毎月開催している．入院前支援；入院する患者の不安を軽減し円滑に入院治療を受けられるように，全ての入院患者を対象に，医師，看護師，ソーシャルワーカー（MSW），事務に加えて，管理栄養士，理学療法士，薬剤師，歯科医師，歯科衛生士等の多職種の専門スタッフが入院前支援を実施している．退院支援；病棟専任MSWを全病棟に配置し，早期から支援介入できる体制をとり，患者・家族の主体的参加のもと，院内外の多職種と連携し，療養の場が変わっても必要な医療・看護が継続されるよう努めている．事例検討，連携実績報告，長期入院患者の検証，入退院支援マニュアルや入退院支援パスの運用検討を定期的に実施している．後方連携；病病連携推進を目的に地域の後方支援病院と地域連携会議を毎月行っている．この取り組みにより，以前と比較し転院患者数が増加し連携推進に繋がっている．【結論】高齢化が進行するわが国では，今後ますます地域完結型医療が必要となる．地域の患者を地域全体で支えられるよう，これからも地域の医療機関とともにシームレスな連携構築に向け取り組んでいきたいと考える． |
索引用語 1：病病連携
索引用語 2：病診連携 |
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