JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

ワークショップ 15

10月29日 9:00~12:00 第10会場

公募・一部指定

W15
直腸癌手術における最適なアプローチ法:Lap vs Robot vs Ta
司会 猪股雅史 大分大・消化器・小児外科
橋口陽二郎 帝京大・外科
開腹手術を標準術式として始まった直腸癌手術は,その後,低侵襲手術としての腹腔鏡手術が普及し,優れた拡大視野を得ることによって解剖学的な理解も大いに深まった.近年のロボット手術の普及により直腸癌手術に対するアプローチはさらに多様となっている.また,直腸癌手術における重要な選択肢として骨盤深部での操作性に優れるtaTME (trans anal total mesorectal excision: 経肛門的全直腸間膜切除術)が普及しつつある.しかし,経腹アプローチとは異なる視野であるため,新たなるメルクマールの理解や技術的なピットフォールを克服する必要がある.近年現れたこれらのアプローチも導入期を過ぎつつあり,症例ごとにどのアプローチを選択するべきかを議論すべき段階になったと考えられる.本セッションでは,直腸癌手術における最適なアプローチ法について,腹腔鏡手術,ロボット手術,そしてtaTMEを比較し,適切な症例選択,技術的な問題点,リスク等について集中的にディスカッションしたい.

Back to top