JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

ワークショップ 14

10月29日 9:00~11:30 第8会場

公募

W14
ロボット膵切除は標準治療となりうるか?
司会 袴田健一 弘前大・消化器外科
齋浦明夫 順天堂大大学院・肝胆膵外科学
ロボット支援膵切除は,腹腔鏡手術と比較して,PDでは精緻な手術操作による再建手技上の優位性,DPでは進行膵癌への低侵襲手術の適応拡大上の優位性などが指摘され,2020年の保険収載以降手術症例数が増加している.一方で,現時点で短期・長期成績が明確でないことに加え,learning curveに一定の症例数を要すること,施設の年間手術件数が限られること,胆膵外科医の腹腔鏡手術経験数が限られること,高額なロボットの設備や維持費用等,ロボット支援膵切除が標準治療となるためには,技術的側面に加えて,教育的側面や経済性のハードルが高いとの指摘もある.本ワークショップでは,各施設のロボット膵切除導入の現状と短期成績を中心にご報告いただき,標準治療となるための課題について議論いただきたい.

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