JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

ワークショップ 11

10月29日 14:40~17:00 第1会場

公募

W11
肝癌診療における新たな治療戦略
司会 中尾一彦 長崎大大学院・消化器内科学
長谷川潔 東京大・肝胆膵外科
近年,肝細胞癌に対する薬物療法の進歩は目覚ましい.単に治療選択肢が増えただけではなく,切除,RFA,TACEなどの従来の根治性の高い治療法との組み合わせも模索され,有望な結果が散見されるようになった.また,DAAの登場などにより肝炎ウイルスのコントロールが現実化し,NBNC肝細胞癌の頻度が増え,初発時の腫瘍条件や根治治療後の再発率が変化しているが,それに対応し,治療戦略の見直しが必要になっている.さらに肝細胞癌に対する肝移植の適用に5-5-500基準が追加され,放射線療法の有効性を示唆するデータもでてきた.まさに肝細胞癌治療が大きく変わろうとしているといえる.本セッション開催時には各施設でさまざまな新しい試みがなされ,その成果が蓄積されてきていると思われるが,本ワークショップではそれらをふまえ今後の肝細胞癌に対する治療戦略を議論したい.

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