JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

シンポジウム 3

10月27日 14:30~17:00 第4会場

公募・一部指定

S3
Etiologyから見た肝細胞癌の病態解明と治療戦略
司会 黒崎雅之 武蔵野赤十字病院・消化器科
建石良介 東京大大学院・消化器内科学
肝細胞癌は,感染症関連癌の代表であると同時にアルコール・肥満などの生活習慣関連因子の影響を最も強く受ける癌のひとつでもある.ウイルス肝炎全盛期には,壊死・炎症あるいはHBVの組み込みといった機構を中心に研究が進展し,非B非C型肝癌の増加とともに内臓肥満,アディポカイン分泌異常,インスリン抵抗性,脂肪毒性といったキーワードが注目を集めるようになった.異なる発癌過程を経て出現した癌は,発癌環境の違い,関与するシグナル伝達経路の違いなどによって治療法,中でも特に分子標的薬や免疫療法に対する異なる感受性を示す可能性がある.本シンポジウムでは,病因の違いに着目した病態の違い,またそれらの差異が治療戦略にどの様な影響を及ぼすかについてご発表いただきたい.基礎・臨床双方からの多数の応募を期待する.

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