JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

パネルディスカッション 18

10月29日 14:00~17:00 第12会場

公募・一部指定

PD18
肝内胆管癌の予後改善に挑む
司会 調  憲 群馬大大学院・肝胆膵外科学
大塚将之 千葉大大学院・臓器制御外科学
肝内胆管癌は手術的な切除が唯一の根治を望める治療である一方,未だ長期的な予後は不良である.その発生頻度が比較的稀であることや多彩な浸潤様式,背景肝疾患の有無などから標準的な治療の確立は困難であったが,2021年に肝内胆管癌の診療ガイドラインが発刊され,治療のコンセンサス確立に向けて第一歩が踏み出された.本パネルディスカッションにおいては症例が多い肉眼型である腫瘤形成型に焦点を当て,臨床的に未解決な課題に関して最新の知見を示していただき,肝内胆管癌の予後改善に結びつく討議となることを目指したい.取り上げられる課題はリンパ節転移の診断,リンパ節転移陽性例に対する手術適応と選択されるべき術式,予防的リンパ節郭清の是非やその範囲,占拠部位・病理学的な亜分類による動態の違いと術式選択,手術を中心とした集学的治療の成績と課題,放射線治療(粒子線を含む),全身化学療法,包括的遺伝子解析による分子標的薬の効果と今後の展望などについて議論をいただきたい.

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