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公募・一部指定 統合6(W)
がんゲノム医療の現状と将来展望≪携帯アナライザー≫

11月6日 14:00~17:00 第6会場
司会 竹原徹郎 大阪大大学院・消化器内科学
松原久裕 千葉大大学院・先端応用外科学
武藤 学 京都大大学院・腫瘍薬物治療学

2019年にがん遺伝子パネル検査が保険適用され,本格的にがんゲノム医療の体制が整ってきている.一方で,具体的な薬剤選択につながる確率はまだまだ低く,また本来目的とする個別化医療とは別に二次的所見が認められた際の対応など課題点も出てきている.一方,コンパニオン診断による個別化医療は肺癌分野が先行しており,消化器癌においては更なる発展が求められている.さらに,生検・手術検体による遺伝子検査は,薬物療法後や転移病変に対する薬剤選択の根拠にしていいか,時間的・空間的に異なる病変に対する効果については明らかではなく,血液・便・尿など様々な試料を対象とした遺伝子検査の開発も期待されている.プレシジョン医療を目指して加速するがんゲノム医療について意欲的な取り組みを発表していただき,将来展望を議論したい.

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