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メディカルスタッフプログラム2(JDDW)
11月7日(土)  14:00 - 17:00   第13会場:神戸国際会議場 国際会議室
MS2-4指
変わりゆく緩和ケア病棟 外来,在宅との連携
越川 貴史1, 好士 大介1
1越川病院
令和2年度の診療報酬改定において,緩和ケア病棟入院料の算定は,外来診療,在宅診療との関わりをより重視するようになった.以前から行われているホスピスケアに加え,症状マネイジメントを行った後の外来や訪問診療との連携や在宅療養患者の緊急対応など,より急性期の要素が増えてきている.平均在院日数の要件は,無くなったが診療報酬は在院日数により逓減しており,長期入院が困難な構造となってきている.当法人は,一般病棟(急性期一般入院料1)12床,緩和ケア病棟(緩和ケア病棟入院料1)34床を持ち,訪問看護ステーション,居宅介護支援事業所を併設しており緩和ケアに特化した病院を運営している.緩和ケアに従事する常勤医が8名在籍しており,外来,入院,在宅診療を皆が行うことで切れ目のない緩和ケアを実践している.初回入院は,一般病棟を経由し緩和ケア病棟へ入棟を基本としている.病状,感染症の把握を行い転床する事で,治療方針の立案をし,院内感染を未然に防ぐような役割を果たしている.今回は,当院における診療体制を説明し,症例を通じて,変わりゆく緩和ケア病棟の役割について発表する.
索引用語 1:一般病棟
索引用語 2:緩和ケア病棟
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