11月3日 9:00~12:00 第7会場
公募
滝川 一 | 帝京大・医療技術学部 |
竹原 徹郎 | 大阪大大学院・消化器内科学 |
薬物性肝障害(drug-induced liver injury;DILI)は軽症なものも含めると頻度は高く,また時に劇症化して死に至ることもあり,臨床的に極めて重要な疾患である.従来からある薬物によるものとともに,分子標的薬などの新薬の開発により今まで知られていなかった肝障害が出現することもある.また,健康食品やサプリメントには多様なものがあり,それらを原因とする薬物性肝障害も増加している.診断は薬物と肝障害の時間的関連と除外診断からなるが,自己免疫性肝炎との鑑別も含め苦慮することも多い.最近の進歩として,遺伝的背景の解析,CK18やマイクロRNAなどのバイオマーカー,細胞を用いた試験管内診断などがあげられる.本ワークショップでは,薬物性肝障害に関して基礎的および臨床的な演題を幅広く公募し,薬物性肝障害の現状と対策について議論していきたい.
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