13日 9:30-12:00 第5会場
公募・一部指定
一瀬 雅夫 | 帝京大 |
阿部 展次 | 杏林大・外科 |
上部消化管内視鏡スクリーニング検査で十二指腸下行部観察がほぼルーティン化し,非乳頭部の上皮性腫瘍(腺腫や表在癌,NET)や,GISTなどの粘膜下腫瘍に遭遇することが多くなった.その一方で,他の消化管腫瘍と異なり,これら十二指腸腫瘍では病理学的/分子生物学的特徴や自然史に不明な部分が多く,良悪性鑑別や深達度診断など質的・量的診断も確立されていない.また,十二指腸は解剖学的環境の特異性により,治療においてもアプローチ(内視鏡的・外科的)にかかわらず多くの問題をはらんでいる.上皮性表在性腫瘍や粘膜下腫瘍の診断・治療を如何に行うべきか?侵襲性と安全性,そして,根治性の観点から,バランスがとれた適切な治療法は何なのであろうか?本ワークショップでは,十二指腸非乳頭部腫瘍を対象に,前述の諸問題に焦点を当てることで,病理医・消化器内科医・外科医総出での議論が展開される事を期待したい.
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