ワークショップ 4

3日 14:00-17:00 第4会場

公募

肝疾患バイオマーカーの新知見
司会 茶山一彰 広島大大学院・消化器・代謝内科学
  本多政夫 金沢大・消化器内科
肝疾患に関するバイオマーカーの代表的なものは肝細胞癌のマーカーとしてのAFP,PIVKA-IIが挙げられる.これらのマーカーは肝細胞癌の病勢とよく相関し有用なマーカーとして使用されている.しかし,これらのマーカーが陰性の肝細胞癌も存在し,肝細胞癌検出の感度も十分とはいえない.また肝線維化のマーカーとして,IV型コラーゲン,ヒアルロン酸が挙げられるが,この他に比較的最近提唱されたMac-2 binding proteinもあり,現在その臨床的意義が多方面において検討されているところである.これらのマーカーは肝線維化とは相関はするが,単独で線維化の程度を推定するには不十分である.一方,肝線維化評価のゴールデンスタンダードとされる肝生検にもサンプリングの問題もあり,より問題を複雑化させている.本ワークショップでは開発中のものも含め,ウイルス性肝炎,肝線維化,代謝性肝疾患,肝癌を含めた肝疾患に関するバイオマーカーに関して新しい知見を討論し,今後の研究の糧としたい.

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