25日 14:00-17:00 第13会場

公募・一部指定

ワークショップ 17

消化器系の神経内分泌制御
司会 宮坂京子 東京家政大・栄養学科
  乾 明夫 鹿児島大大学院・心身内科学
消化器系の機能は,主に自律神経および消化管ホルモンなど内分泌系の調節を受けている.ガストリンやコレシストキニンのような古典的な消化管ホルモンに加え,これまでにグレリンやGLP−1など,食欲や代謝調節に関わる生理活性物質も複数見つかっている.自律神経系とこれらのホルモンおよび生理活性物質は,相互に協調して作用することも多い.また,中枢神経と消化管機能との相互作用の存在もよく知られていることである.本ワークショップでは,肝臓機能調節や食欲調節も含めた消化器系機能全般に関する生理的な神経内分泌調節機構と,調節機構が破綻した病態生理について,基礎研究から臨床研究に至るまで幅広く討論することで,疾患発症のメカニズムを理解し,予防,治療につなげていけることを期待したい.

CLOSE