26日 14:45-17:00 第12会場

公募・一部指定

シンポジウム 19

食道胃接合部早期癌の治療(ESD~手術まで)
司会 瀬戸泰之 東京大大学院・消化管外科学
  小野裕之 静岡がんセンター・内視鏡科
食道胃接合部癌が増加していると言われているが,その治療戦略が確立されているとは言い難い.特に,早期癌においては,その生物学的特性,たとえばリンパ節転移の危険因子などの解明も不十分である.そのため,ESD適応条件および治癒切除基準や適切なリンパ節郭清範囲も標準化されていないのが現状である.そこで本シンポジウムでは,ESDで根治しうる条件や,リンパ節転移の可能性がある場合の郭清範囲などを論じていただきたい.ESDまたは外科切除後の短期・長期成績や転移を来した症例など幅広く募集する.発生母地,すなわちバレット上皮,噴門腺,扁平上皮で生物学的特性に差があるのか,すなわち治療を差別化する必要があるのかまで示していただければ,と考えている.

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