23日 9:00-12:00 第12会場

公募・一部指定

パネルディスカッション 5

消化管とがん幹細胞
司会 城 卓志 名古屋市立大大学院・消化器・代謝内科学
  東 健 神戸大大学院・消化器内科学
近年,分子生物学のさまざまな手法を駆使し,消化管幹細胞による消化管粘膜の分化増殖メカニズムが解析され,消化管幹細胞の,組織の成長や傷害粘膜修復における機能が明らかにされてきた.一方,がんにおいても,がん幹細胞が消化管がんにも存在することが報告され,がんの浸潤・転移や抗がん剤耐性に関与していると考えられている.これまでの研究では,正常幹細胞とがん幹細胞には自己複製能,多分化能,テロメラーゼ活性,抗アポトーシス経路の活性化等の多くの類似点が認められてきた.本パネルディスカッションでは,消化管における正常幹細胞及びがん幹細胞の持つポテンシャルから,発がん,転移における作用,さらに,抗がん剤耐性への関与に渡る,幅広い最新の知見についての発表を期待する.

CLOSE