11日 14:00-16:30 第12会場
公募
屋嘉比 康治 | 埼玉医大総合医療センター・消化器・肝臓内科 |
小池 智幸 | 東北大大学院・消化器病態学 |
胃食道逆流症(GERD)の内視鏡診断に、本邦ではminimal changeを含んだロサンゼルス分類が用いられることが多いが、minimal changeの臨床的意義については十分に確立されていない。また、GERDの診療においてどのタイミングで内視鏡検査を施行するのがよいかは明らかでなく、ガイドラインにおいても、内視鏡検査を先に行う場合と治療を先に行う場合の記載があり、診断時の条件が不明瞭である。さらに、難治性GERDにおいては特に重要と思われる治療中の経過観察や治療効果の判定に内視鏡検査が必要かどうかについての議論も十分になされておらず、難治化あるいは再発するGERDの内視鏡所見についても十分に検討されていない。一方、逆流症そのものの内視鏡治療も縫合法や瘢痕形成法などが行われているが、その臨床的効果や有用性については昨今のデータから検討する必要がある。本シンポジウムではGERDにおけるこれらの内視鏡診療の進歩について、診断から治療まで新しい観点からの演題を幅広く募集する。
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