ワークショップ22

13日 9:50-12:00 第6会場

腹膜転移に対する集学的治療

公募

  司会 小寺泰弘 名古屋大・消化器外科
    片山寛次 福井大附属病院・がん診療推進センター
現在、我が国における各消化器癌に対する治療ガイドラインでは、腹膜転移に対しては化学療法の適応と記載されているのみであり、具体的な治療法に関しては今後の臨床研究が待たれるという状況である。近年、欧米では、大腸癌の腹膜転移や腹膜偽粘液腫に対しての、減量手術と腹腔内温熱化学療法の併用など、腹膜播種に対する積極的な集学的治療の報告が多く報告されている。全身治療や腹腔内治療など、我が国における播種性転移治療の現況と今後の治療戦略について、内科、外科、基礎医学の立場で議論していただきたい。