ワークショップ16

12日 9:00-12:00 第13会場

消化器癌に対する緩和医療

公募・一部指定

  司会 下山直人 東京医大病院・緩和医療部
    大西洋英 秋田大大学院・消化器内科学
2006年に制定されたがん対策基本法によって、緩和医療はこれまでの終末期に限定された医療から大きく舵をきられ、がん治療の初期段階から全経過を通じて全人的かつ継続的な実施が求められるようになった。がん治療の質を向上させるための緩和医療としては、①告知や進行する病状に対しての精神的ケア、②疼痛や増悪する症状緩和、③治療に伴う生体侵襲からの回復を促進する身体的な緩和ケアなどがある。しかしながら、わが国の緩和医療を提供する体制は未だ十分とはいえず、多くの課題や問題点を抱えていることは言うまでもない。特に消化器癌に対する治療では、治療自体の生体侵襲と消化器疾患特有の代謝・栄養障害に加えて、診断治療に伴う不安や焦り、症状としての食べられない、痩せていくなどの精神的ストレスが緩和ケアの重要なポイントとなる。そこで本ワークショップでは、消化器癌に対する緩和医療を行う上での問題点や具体的な取り組みと今後の展望について討議したい。