パネルディスカッション26

13日 14:00-17:00 第13会場

75歳以上の後期高齢者に対する胆石症の治療戦略

公募

  司会 吉田 仁 昭和大・消化器内科
    阿部展次 杏林大・外科
超高齢化社会の到来に伴い胆石症の発症頻度は必然的に高まっている。胆石症は無症状例から重篤な状態で緊急受診する例まで、そのスペクトラムは広く多彩であるが、高齢者では基礎疾患、耐術能など、患者背景も非高齢者と比べてクリティカルな場合が少なくなく、結石の存在部位からも、胆嚢結石、胆管結石、胆嚢胆管結石と、各々の病態に応じた対応が求められる。また、胆石が原因となる急性胆管炎・胆嚢炎では、消化器領域の中でも特に的確な初期診療が求められる代表的胆道疾患であり、その転帰は、特に高齢者においては迅速な診断と的確な治療方針の選択、治療手技の習熟により規定されよう。本パネルディスカッションでは、このような高齢者胆石症の治療戦略がどうあるべきかについて議論してみたい。今回は75歳以上の後期高齢者を対象とし、さまざまな状況下での治療戦略(内視鏡的治療、IVR、手術など)について発表をいただき、高齢者に対する治療の特別な工夫、留意点を強調して述べて欲しい。