ワークショップ6

20日 14:00-17:00 第12会場

全身疾患における肝病変

公募

  司会 齋藤英胤 慶應義塾大・消化器内科
    竹井謙之 三重大大学院・消化器内科学
全身疾患に伴って現れる肝病変は数多く存在する。大多数を占めるウイルス性肝疾患に隠れて,日常臨床で遭遇するこれら疾患群は忘れられがちであるが,他科から診断・診療依頼される症例も少なくない。また,日本人の死亡率の上位を占める心臓疾患,脳血管障害の予防対策としてメタボリック症候群の重要性が指摘され,肝におけるその表現形,脂肪性肝疾患の役割が注目される。一方,鉄代謝の制御機構の詳細が明らかにされる過程で,鉄過剰症としての肝機能障害という視点も生まれてきた。本ワークショップでは,全身疾患と肝疾患の病態連繋に対する洞察を深め,肝臓専門医として知っておくべき「全身疾患における肝病変」についてまとめる良い機会となるべく,意外性の高い病態も含め,多くの演題が寄せられることを期待する。