ワークショップ25

23日 9:00-12:00 第12会場

消化器外科手術における周術期感染症の諸問題と対策

公募・一部指定

  司会 竹末芳生  兵庫医大・感染制御学
    楠 正人 三重大大学院・消化管・小児外科学
感染のリスクは,術前・術中・術後に存在し,周術期感染症と捉えられる。特に術後感染性合併症の発症は,入院期間や絶食期間の延長,医療費の増大など,患者のQOLを著しく低下させる。術後感染性合併症の根絶に向けて徹底した予防策や,合併症の重篤化を回避する策を講じることは,1999年に発表されたCDCのSSI防止ガイドラインの普及によりその認識は高まったと考えられる。各施設のこれまでの感染対策および術後感染症治療を省みていただき,周術期感染対策を発展させるために必要なもの,および,術後感染症発症を早期に捉えられるような効果的な診断法および治療法の方略について,諸問題を提起していただくとともに,その対策について報告していただきたい。特に,術前全身状態不良患者ASA III以上,術前感染症合併患者など,周術期管理が困難な症例をどのように管理してきたか,あるいは管理するかについての演題を歓迎する。