ワークショップ22

23日 14:50-17:00 第5会場

高度進行・再発消化器癌治療におけるcancer boardの役割

公募・一部指定

  司会 馬場秀夫 熊本大大学院・消化器外科学
    畠 清彦 癌研有明病院・化学療法科
進行再発消化器癌に対して,新規抗がん剤や分子標的治療薬の登場により,生存期間の目覚ましい延長が認められるようになってきた。また,高度進行癌再発癌に対しては,手術・化学療法・放射線療法を適切に組み合わせた集学的治療による予後の更なる改善が模索されている。このように治療法が多様化する中で,個々の症例に対して,適切な治療方針の決定には,専門領域の異なる医師(内科・外科・放射線科・病理医)・看護師・薬剤師など多職種からなるcancer boardで意見交換することが重要である。一方,cancer boardの設置・運用は施設間格差があり,未だ未整備の施設もある。本ワークショップでは,年々高度化する進行・再発消化器癌治療に対してcancer boardがどのような役割を果たすべきか,その現状と問題点,更に将来展望を討論していただきたい。