シンポジウム8

20日 14:00-17:00 第13会場

消化器疾患における栄養マネージメント

公募・一部指定

  司会 福田能啓  兵庫医大・臨床栄養部
    森脇久隆 岐阜大・消化器病態学
急性・慢性の各種病態や周術期など消化器疾患患者の経過・予後また生活の質(QOL)に栄養状態が及ぼす影響は大きく,最近発表された幾つかの消化器疾患ガイドラインにも栄養マネージメントが重要な介入法として挙げられている。また,わが国ではとくに炎症性腸疾患,慢性膵炎,肝硬変に対する栄養治療や,周術期サポートを目的としたイムノニュートリション等について研究も活発に進められている。さらに,近年では過剰栄養,低栄養を問わず栄養障害のメカニズムを炎症という立場から捉える考え方が注目を集め,従来最も治療抵抗性といわれた癌悪液質も介入対象となりそうだ。本シンポジウムでは広範な臓器,病態,メカニズムにわたって消化器疾患の栄養異常を取り上げ,現在の到達点を理解するとともに,将来の研究・臨床開発の方向性について展望できればと考えている。基礎・臨床,内科・外科を問わず幅広い領域からの演題応募を期待する。