シンポジウム17

22日 14:40-17:00 第1会場

カプセル内視鏡の進歩

公募

  司会 後藤秀実 名古屋大大学院・消化器内科学
    中村哲也 獨協医大・医療情報センター
2001年に登場したカプセル内視鏡は,ほぼ同時期に登場したダブルバルーン内視鏡とともに小腸疾患の内視鏡診断を劇的に変化させた。その後の機器や検査法の進歩はめざましく,小腸以外の消化管内視鏡検査に対してもカプセル内視鏡が大きなインパクトを与えつつある。消化管狭窄の有無を事前に調べて滞留を回避するダミーのカプセルであるpatency capsule,双方向での検査が行える食道用カプセル内視鏡や,大腸用カプセル内視鏡などが臨床応用され,さらには自走式カプセル内視鏡も開発されている。また読影ソフトには新たにflexible spectral imaging color enhancement(FICE)が搭載され,カプセル内視鏡の検査法にも様々な工夫がなされている。本シンポジウムでは,カプセル内視鏡全般における機器の進歩や検査法の進歩に焦点をあて,2011年時点でのカプセル内視鏡の進歩と今後の展開について討議したい。