シンポジウム14

21日 15:00-17:00 第5会場

代謝性・遺伝性肝疾患研究の進歩

公募

  司会 加藤淳二 札幌医大・4内科
    日野啓輔 川崎医大・肝・胆・膵内科
これまで代謝性・遺伝性肝疾患について肝臓学会のシンポジウム等で論議されることは少なかったが,肝臓は本来代謝の中心臓器である。脂肪肝は最も一般的な代謝性肝疾患であり,アルコール性のみならず非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)が急増しているがその病態は未だ不明の点が多い。また種々の肝疾患に伴う二次性の鉄代謝異常も酸化ストレスとの関係で注目されている。他にもWilson病,肝アミロイドーシス,肝ポルフィリン症,α1-アンチトリプシン欠損症など頻度は少ないもののこれら重要な肝疾患の病態がどこまで解明されているかはよく知られていない。本シンポジウムでは遺伝性の代謝異常から慢性肝疾患に伴う二次的な代謝異常に至るまで幅広い分野での最新の研究成果を発表を期待する。