パネルディスカッション9

21日 9:00-12:00 第6会場

膵管癌の危険因子と早期診断

公募

  司会 白鳥敬子 東京女子医大・消化器内科
    杉山政則 杏林大・外科
膵管癌は症状発現後の診断は容易であるが,治療成績は不良である。膵管癌の治療成績向上のためには,無症状期での早期発見・診断が望まれる。そのアプローチの1つとして,膵管癌の高危険群に対するスクリーニングが挙げられる。家族歴(膵癌,遺伝性膵癌症候群),糖尿病,IPMN,慢性膵炎,遺伝性膵炎,膵小嚢胞,膵管拡張などが膵管癌の危険因子であると指摘されている。また早期診断法として血中膵酵素,腫瘍マーカー,各種画像診断,細胞診/組織診が挙げられているが,効率的な早期診断体系は定まっていない。本パネルディスカッションでは,どのような患者で膵管癌を疑って,どのように診断を進めていくかについて検討したい。