消化器内視鏡学会 特別企画2

22日 9:00-12:00 第5会場

症例検討セッション:胆膵 胆膵疾患に対する画像診断の進め方と読影ポイント≪アンサーパッド≫

指定

  司会 真口宏介 手稲渓仁会病院・消化器病センター
    植木敏晴 福岡大筑紫病院・消化器内科
画像診断の目的は,最も適切な治療方針を決定することである。典型例では,診断は比較的容易であるが,非典型例では診断が難しくなる。また,日常臨床では種々の症例を経験するが,十分な検討や分析がなされた場合には疾患の本態が理解でき,正確な診断により適切な治療が行い得る。しかし,不十分な検討しかできていない場合には疾患の本態が理解できず,誤った診断から適切な治療に導けない危険性がある。診断学の原点は,症例検討の緻密さである。従って,日々経験する1例1例を慎重に吟味し,より正確な診断を目指す姿勢が重要となる。このような観点から,胆膵領域における疾患の典型例,非典型例,示唆に富む例などを含めた「症例検討会」が企画された。症例提示と読影については本領域のエキスパートの先生方にお願いし,アンサーパッドを用いて会場の意見を聞きながら,提示された症例の診断および治療に関する討論を行う予定である。参加者にとって今後の日常臨床に役立つ内容を提供したいと考える。