JDDW2010 第18回 日本消化器関連学会週間  
16日 / 14:00-17:00 第3会場

シンポジウム 24

胆道・膵臓癌に対するInterventional oncology−現在そして将来を展望する−

司会: 藤田直孝 仙台市医療センター・消化器内科
  伊佐山浩通 東京大・消化器内科

Oncologyの意味するところには腫瘍の発生,増殖機序の解明のみならず,化学療法,胆管・消化管狭窄に対するStentingや癌性疼痛に対する超音波内視鏡下の神経ブロック,超音波内視鏡下に行われる抗腫瘍療法など,現在行われている多様な治療に関する研究が含まれる.Interventional oncologyという言葉はまだ余り浸透していないが,癌及びその症状の治療において行われるInterventionの総称であり,胆道・膵臓癌に対する内視鏡治療はまさにその範疇である.一方,胆道・膵臓癌と一口にいっても,癌種ごとに進展様式や予後が異なる.本シンポジウムでは,このような疾患特性を踏まえてOncologyという観点から胆膵内視鏡治療の適応や成績を論じていただき,胆道・膵臓癌に対する内視鏡的Interventional oncologyの現状を明らかにし,将来の方向性を考える場にしたいと思っている.

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