会長挨拶

第47回日本消化器がん検診学会大会 会長
春間  賢 川崎医大・食道・胃腸内科

このたび,第47回日本消化器がん検診学会大会長を仰せつかりました。伝統ある本学会の大会長を拝命することは,身に余る光栄であり,かつ,重責を感じている次第であります。この第47回日本消化器がん検診学会大会は,JDDW2009 が開催される2009年10月14日(水)〜17日(土) のうち,後半の2日間,10月16日(金),10月17日(土)が主なプログラムとなる予定です。荒川理事長をはじめとする役員の先生方,そして学会員の皆様のご意見を参考とし、また指導を頂戴しながら,企画,運営をしていきたいと存じます。

本学術集会の基本でありますプログラム作りにおいては,プログラム委員の先生方のご指導・ご鞭撻を頂き,これを基盤として充実した学会として成功させるべく精一杯努力いたす所存でございます。本学術集会の基調となるテーマは「これまでのがん検診,これからのがん検診」と考えています。プログラムの中にも,これまでの消化器がん検診の現状と問題点などを評価・検証し,そして,これからのがん検診のあり方について提言することを意識しました。現在の消化器がん検診の課題である読影基準の標準化,内視鏡検査偽陰性例,がん高危険群の効率の良い設定,さらには,より高精度の新しいモダリティの実用化などを主題のテーマに据えることができました。

ぜひ会員の諸先生方には,多くの演題のご応募とご参加をお願い申し上げます。より多くの先生方にご参加をして頂き,熱い討論を重ねることこそが,本学会の発展でもあり,消化器がん検診の進歩につながるものと考えております。学会の未来に寄与できる会になることを祈念し,会長のご挨拶とさせて頂きます。


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