議長挨拶


ご挨拶

JDDWの歴史は1993年に始まります。最初はDDW-Japanとして第1回を開催いたしました。当時の参加者は1万人足らずでしたが、最近では1万6-7千人となり、わが国の医学会では最大級のものとなっています。このように順調に発展してきたことはまことに喜ばしいことです。

JDDWは、消化器全体に渡り、総合的、有機的な研究発表、討論を行なう場として位置づけられ、さらに医学・医療が社会に開かれたものとして、社会貢献をすることも大きな目的であります。この目的を遂行するためには、わが国を代表する消化器関連の学会の協力が不可欠であります。学会を運営するための構成学会として、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会の3学会に新たに日本消化器外科学会が加わりました。これにより、名実共にわが国最大の消化器病関連学会の学術集会となります。

JDDWがその意図するところに沿って、徐々に盛会になってきたのも、歴代の世話人、監事、幹事をはじめとし、参加学会の役員、評議員、会員の方々のお力の賜物であります。さらに、JDDW事務局の献身的な努力なくしては、機構はスムーズに運営されなかったでしょう。心より感謝申し上げます。

さて、JDDW 2009は京都で開かれます。京都も久しぶりの開催ですが、国立京都国際会館を中心にホテル等の有機的活用により、活発な会となることが期待されます。

学術集会は日本消化器病学会(会長 千葉勉)、日本消化器内視鏡学会(会長 工藤進英)、日本肝臓学会(会長 溝上雅史)、日本消化器がん検診学会(会長 春間賢)、日本消化吸収学会(会長 藤山佳秀)が参加し、多くの主題や特別企画等、幅広く消化器全般のことが取り上げられています。各会長は各々の特色を出し、さらに他学会との協調を考える等、大変な努力をされました。このような協力関係の構築がなければJDDWのスムーズな運営は不可能となりますが、各会長の努力には心より御礼申し上げます。

今後のJDDWはさらに参加者のためになるものでなければなりません。学術集会のスリム化をすすめ、一方で内容の充実化を計らねばと考えます。日本消化器外科学会が加わるJDDW 2010では、参加費を下げる予定であります。また様々な改良点を検討しておりますので、関係の先生方の忌憚のないご意見をお寄せください。


日本消化器関連学会機構 議長
跡見  裕


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