S12 |
IBD関連癌のサーベイランス |
15日 / 9:00-12:00 第12会場 |
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司会: |
渡邉 聡明 |
帝京大・外科 |
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大塚 和朗 |
昭和大横浜市北部病院・消化器センター |
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炎症性腸疾患(IBD)は急速に増加しており,治療法の進歩により長期経過例も増えてきた.これに伴いIBD関連癌のサーベイランスは大きな課題となってきている.早期診断のためには初期像を明らかにする必要があるが,その特徴的な所見はどんなものであろうか.潰瘍性大腸炎(UC)関連癌の検出法としては,盲目的step biopsyが推奨されてきたが,内視鏡機器,特に拡大観察や,NBI,AFI等の画像強調観察法の進歩からtarget biopsyによる検出の可能性はいかがであろうか.また,増大する患者数からは,高危険群のしぼりこみやサーベイランスの適正な間隔についても検討が必要である.さらに,欧米では多くみられるクローン病関連癌の実態は明らかになっているとは言い難い.これらの課題について,多方面からの検討を期待する. |
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