PD11 自然免疫と消化器疾患 15日 / 14:00-17:00 第4会場

司会: 竹原 徹郎 大阪大大学院・消化器内科学
公募
金井 隆典 慶應義塾大・消化器内科
Toll-like受容体(TLR)の発見を契機に,今,自然免疫学研究の隆盛を迎えている.これまでにヒトを含む高等生物はTLRファミリー,NOD/CARDファミリー,RIG-I分子等の特定の受容体を介し,外界微生物と密接に相互作用を行っていることがわかってきた.まさに消化器病領域でもヘリコバクター・ピロリ感染,腸内細菌と炎症性腸疾患,ウイルス性肝炎等,これら自然免疫学の十分な理解は,病態・治療の進展に多大なヒントを付与するに違いない.さらに,感染ばかりではなく,自己免疫性疾患,腫瘍においても自然免疫は樹状細胞を中心に関連する.そこで,本パネルディスカッションでは,多くの消化器疾患における病態解析・治療法への応用に関する自然免疫の演題を公募する.多岐にわたる疾患に関する演題応募が予想され,特に,疾患の特異性と普遍性に留意された発表を期待し,広く臓器間での活発なクロストークを本パネルディスカッションで展開したい.

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