JDDWは、１９９３年にDDW-Japanとして第１回を開催いたしました。当時の参加者は１万人でしたが、JDDW2007では１万７千人と著しく増加しており、国内外でも最大規模の学術集会の一つになったといえましょう。
JDDWは、消化器全体として総合的、有機的な研究発表、討論を行なう場として位置づけられ、さらに医学・医療が社会に開かれたものとして、社会貢献をすることが目的であります。この目的を遂行するために、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会の３学会が構成学会として運営にあたってきましたが、これからは（学術集会への参加は２０１０年から）日本消化器外科学会が加わることになりました。これにより、名実共にわが国最大の消化器病関連学会の学術集会となるでしょう。JDDWがその意図するところに沿って、徐々に盛会になってきたのも、歴代の世話人、監事、幹事をはじめとし、参加学会の役員、評議員、会員の方々のお力の賜物であります。さらに、JDDW事務局の献身的な努力なくしては、機構はスムーズに運営されなかったでしょう。
さて、JDDW2008は東京の品川で開かれます。東京開催ははじめてのことでありますが、品川は各地からのアクセスが良いところですので、多くの方々に参加していただけるものと期待しております。学術集会は日本消化器病学会（会長 小俣政男）、日本消化器内視鏡学会（会長 中島正継）、日本肝臓学会（会長 三代俊治）、日本消化器がん検診学会（会長 吉原正治）、日本消化吸収学会（会長 三浦総一郎）が参加し、多くの主題や特別企画等幅広く消化器全般のことが取り上げられています。各会長は各々の特色を出し、さらに他学会との協調を考える等大変な努力をされました。心より御礼申し上げます。
JDDWはさらに参加者のためになるものとせねばなりません。学術集会のスリム化をすすめ、一方で内容の充実化を計らねばならないと考えます。日本消化器外科学会が加わるJDDW2010では、会費を下げることを中心課題として検討しておりますが、関係の先生方の忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。
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