今井 会長

DDW-Japan 2006
第48回 日本消化器学会大会

 会長 今井 浩三
(札幌医大・学長)

「2006札幌の開催に際して」

 第14回日本消化器関連学会週間(DDW-Japan 2006)は札幌コンベンションセンター、北海道立総合体育センター(きたえーる)を会場として、2006年10月11日(水)から14日(土)までの4日間開催されます。
DDW-Japanの開催は札幌での初めての開催となります。会期にあたります10月中旬は、平均気温15℃前後、湿度は平均60%と、きわめて清々しい気候であり、本州方面とは別天地の趣があります。
 札幌市内へのアクセスは新千歳空港からJR快速エアポートで36分、高速道路も通じており便利です。主会場となります札幌コンベンションセンターは地下鉄東西線「東札幌駅」から徒歩8分ほどの場所にあり、展示ポスター会場の北海道立総合体育センター(きたえーる)は地下鉄東豊線「豊平公園駅」と直結しております。地下鉄東札幌駅および会場間の移動手段としては便利な循環シャトルバスをご用意しています。
 DDW-Japanは年に一度、消化器病学における各専門領域を通観し、会員の皆様に対してのみならず国民に対しても現時点での消化器病学の進歩のレベルを提示し、ご理解いただく絶好の機会といえます。シンポジウム,パネルディスカッション,ワークショップ等主題に関してはこうしたDDW-Japan開催の基本理念に基づき、共通主題は合同セッションで広い視野からの議論を展開する一方、消化器病学会として個性を生かした重要課題を採択いたしました。こうしたプログラムは日常業務に多忙な一般の診療医の皆様にも明日からの診療に直接役立つ情報となることを確信しております。一方で各学会の斬新な企画による特別講演,招待講演では世界をリードする基礎研究のアカデミズムを十分に堪能頂けるものと思います。詳細につきましては追って学会会告、ホームページにてご案内させて頂きます。
 10月の札幌は雨も少なく、観光シーズンとしては絶好の時期となります。シンボルである札幌時計台やクラーク像が立つ羊が丘展望台,世界的彫刻家イサム・ノグチ設計の「モエレ沼公園」など、世界中からの観光客で賑わいを見せています。周辺に目を向けますと、恵まれた自然を生かしたカントリークラブや温泉が多数点在し、アフターコンベンションも充分にお楽しみいただけるものと思います。また、ちょうど食欲の秋にふさわしく、新鮮な魚介類からジンギスカン,札幌ラーメンなど、北海道ならではの味覚もご堪能頂けます。
 都市と自然が共生する稀有な街「札幌」の爽やかな秋を十分に堪能して頂き、一人でも多くの会員の皆様にお越し頂けるよう、主催者一同心よりお待ち申し上げております。