大西 会長

DDW-Japan 2005
第47回日本消化器病学会大会

会長 大西三朗
(高知大学医学部・消化器病態学)

    2005年度DDW-Japanでは日本消化器病学会大会の主宰を拝命し、大変光栄に存じております。また、慣例によりDDW-Japanの大会運営委員長の大役を仰せつかり、責任の重さを痛感しております。2004年 年初より、日本消化器内視鏡学会総会会長・竜田正晴先生、日本肝臓学会大会会長・熊田博光先生、日本消化器集団検診学会大会会長・三木一正先生、日本消化吸収学会総会会長・松枝 啓先生と運営企画について鋭意努力を重ねているところであります。

    シンポジウム、パネル、ワークショップ等の主題についてはDDW開催の基本理念に基づき、大会全体での整合性を計りながら、学会間の共通主題は合同セッションとし、且つ各学会の個性を生かした主題を選びました。いずれの主題内容も消化器病の重要課題で、度々取り上げられていますが、ご司会の先生には新鮮な切り口で、「新しい酒を古い革袋に入れる」よう、魅力ある企画をお願いしてあります。どうぞ、会員の皆様には沢山の応募をお願い申し上げます。

    日本消化器病学会大会の特別講演2題は、世界をリードする東京大学医学部・廣川信隆教授に「生命の“要”、分子モーターKinesin superfamily proteins;構造、動態、機能」、大阪大学微生物病研究所・審良静男教授に「自然免疫における病原体認識」のテーマでご講演頂く予定にしております。サイエンスの醍醐味をご堪能頂きたいと存じます。招待講演はご案内の如く、私の恩師であるThomas Jefferson大学のYedy Israel教授にお願いしておりましたが、事情により来日が出来なくなりましたので、彼から推薦されたSaint Loius大学医学部のRobert S. Britton准教授に最近のトピックスである「Oxidative Stress, Iron and Liver Disease」をご講演頂く事に致しました。変更のお詫びとご案内をさせて頂きます。

    その他に、DDW-Japanの合同企画として、教育講演8題と、震災後10年の節目を迎える神戸市の復興を祈念し、特別企画「阪神・淡路大震災と災害時医療」の市民公開フォーラムも計画されております。

    何卒、出来るだけ多くの皆様に魅力満載のDDW-Japan2005へご参加頂き、実り多き大会になることを切望しております。

それでは、秋には、お洒落な街・神戸でお目にかかれるのを楽しみに!